IN THE HOUSE

Presented by Liki Trike
小池純輝×小針清允

F-connectを通して出会った子どもたちのためにも、
愛娘のためにも、自分自身のためにも、もうひと花咲かせたい
F-connectを通して
出会った子どもたちのためにも、
愛娘のためにも、自分自身のためにも、
もうひと花咲かせたい

今年、キャリアハイの9得点をあげ、さらなる上積みも期待される東京ヴェルディの小池純輝選手。彼のこれまでとこれからを根掘り葉掘り聞き出すのは、ドレッドヘアでおなじみの小針清允さん。「いくつものチームを盛り立て、現在はビジネスの世界でも活躍する小針さんは手本とすべき人生の先輩。インタビュアーを務めていただけるなんて光栄です」と小池さんはいいます。

小針
今季絶好調だね。ゴールもキャリアハイとか。

小池
9点です。ここまできたら、なんとか2桁に乗せたいですね。

小針
どこらへんに勝因があったの?

小池
単純に、メンタルが変わった。で、1点、2点ととったら、肩の力が抜けました。

小針
アグレッシブになれた理由は?

小池
来年で現役生活15年目に入ります。ここを乗り切ることができれば、35歳という節目の年を現役で迎える可能性もぐっと高くなると考えた。これが大きいですね。サッカー選手の平均引退年齢は25〜26歳といわれていますが、限界なんてないってことを証明したい。

小針
純輝のすごいところはチームを渡り歩きながらそのキャリアを実現したこと。しかも移籍先は8つにのぼる。ぼくよりも3つも多い(笑)。まさに“渡り鳥”のように移籍を繰り返して、これだけ長いあいだ一線で活躍する例はなかなかないよね。

小池
自分の強みを知り、チームメイトに理解してもらい、彼らの期待に応えるべくみずからの武器をさらに磨く。移籍するたび、まっさらな気持ちになってこの作業を繰り返してきました。

FWからサイドバックへ

小池
これまでのサッカー人生を振り返ると、ターニングポイントはふたつ、ありました。ひとつはザスパ草津への期限付き移籍。リーグ開幕戦直後、監督からいわれました。「エーコ、後ろできるか」って。ぼくは二つ返事で左のサイドバックとしてピッチに立ちました。ぼくはもともとFWの人間です。迷わなかったといえば嘘になりますが、そのときのぼくはなによりも試合に出ることが大切でしたから。

小針
FWとみえる景色は違うよね。怖かったでしょ。

小池
もちろん怖さはありました。しかし、それ以上に結果を出したい気持ちのほうが強かった。チームメイトにも恵まれて、おれたちがカバーするから好きにやれっていってくれた。移籍後初シーズンはキャリアハイの6得点を決めました。今シーズンまで破ることの叶わなかった数字です(笑)。

小針
それは立派ですね。

小池
ここでFWにこだわっていたら、いまのぼくはなかったかも知れません。

小針
そうして8つのチームを渡り歩いた。

小池
すべてのチームに思い入れがあります。たとえばレッズのチームメイトはそのほとんどが代表レベル。黄金期の空気を感じることができたのは貴重な体験だった。横浜FCでは憧れのカズさん(=三浦知良)と一緒にプレーすることができた。子どものときに一緒に撮ってもらった写真は肌身離さず持ち歩いていました。距離感が縮まるのを待って(笑)、その写真にサインをいただきました。娘を柑菜と名付けたのは、奥さんのお腹にいたころがジェフ千葉で、産まれたのが愛媛FCだったから。それぞれの県花から一字ずつもらったというわけです。

小針
ふたつめのターニングポイントはなんですか。

小池
横浜FCの時代ですね。その時代に、児童養護施設の子どもを支援するF.connectをスタートさせたんです。“F”、つまりフットボールでつなげる、がコンセプトです。

小針
きっかけはなんだったの?

小池
チームスタッフから相談されたんです。養護施設から話が来ているんだけど、いってみないかって。ぼくはともにF.connectを立ち上げることになる梶川(諒太。東京ヴェルディ所属)と施設にお邪魔しました。

とにかく感動的でした。みんなが目を輝かせてぼくらのプレーを見、話を聞いてくれる。試合に招待したら喜んで来てくれる。スタジアムでは声が枯れるほどぼくを応援してくれました。ふだんは内向的な子が一緒に汗を流してボールを蹴ってくれたときはとりわけうれしかった。施設の人にも話したことがないような悩みを打ち明けてくれた女の子もいました。

子どもたちとの出会いを通して、プロのサッカー選手はピッチに立つこと以外にもできることがあると確信しました。

ぼくらは曲がりなりにも夢を叶えた人間です。彼ら、彼女たちに勇気を与えられるかも知れない。本格的に活動すべくF.connectを発足、仲間にも声をかけました。現在、ぼくらを含めて6人のサッカー選手が所属しています。

今シーズンの話に戻せば、だからなんとかあと1点とって、2桁得点を達成したい。2桁なら胸を張って子どもたちに話ができる。何歳になっても成長できるんだよって。

小針
すでに6人もの選手が参加しているんだね。

小池
F.connectにはぼくらサッカー選手のセカンドキャリアを築く、というテーマもありました。F.connectでの経験はきっとこれからの人生に役立つはずです。

彼らを招待した試合は出場しなければ、という思いで練習もがんばりますから、いま現在の発奮材料としても有効です(笑)。

愛娘の記憶にピッチに立つ姿を刻みたい

小針
柑菜ちゃんの存在も励みになっているんじゃないの。

小池
そのとおりです。彼女が物心つくころまでがんばりたい。もちろんネットの映像は半永久的に残りますが、それじゃあだめなんです。現役の選手としてピッチを走りまわっている姿を、リアルな記憶に残したいんです。いま2歳6ヵ月だから、もう少し。

小針
娘のために点を入れるぞって?

小池
いえ。そういうよこしまな気持ちがあると外すんで(笑)、試合のときは考えないようにしています。

小針
2歳6ヵ月というとかわいい盛りだね。

小池
それはもう(笑)。いまは柑菜の可能性を狭めないよう、いろんなことを経験させたいと思っています。そうして選んだ道ならば、ぼくは彼女のもっとも熱烈なサポーターになってやります。

小針
柑菜ちゃんはいま、なにに夢中なの?

小池
Likiです。家に来たその日から、ニヤニヤしています(笑)。ほら、ふだんはママの後ろに乗せられる立場ですからね。自分ではまだ漕げないけれど、自転車と呼んで喜んでいます。

小針
うちはもう小五だから使うことはないけれど、どうなの?

小池
とにかく押してあげたときの動きがスムーズ。引っ掛かりがありません。ハンドルも切りやすいですしね。折りたためるのが売りの三輪車ですが、そのコンパクトっぷりもさることながら、数秒でたためる手軽さもいい。

小針
Likiを駆って元気に育てば、将来はサッカー選手だね。

小池
……。うーん、それは考えますね。

小針
彼女がみずからやりたいといっても? ほんとうに好きなことをみつけたら全力で応援するといったばっかりなのに?

小池
(笑)。

Liki Trike

世界初、チャイルドシートとベビーカーの完全一体型モビリティ、ドゥーナが2019年に新たにリリースした世界最小折りたたみ三輪車。舵きりモード、手押しモード、トライクモード、バイクモード、トラベルモードと5つに姿を変える三輪車で、生後10カ月から3歳まで乗れる。折りたたみ時のサイズは、32x60x22cm。車のトランクはもちろん、飛行機、電車の荷棚にも収納できる。2018年のケルン展示会でイノベーションアワードにノミネーションされ、既に世界70カ国で販売されている。ドゥーナ、リキはデザイナーの長女と次女の名前。新色ロイヤルブルーはIN THE HOUSEで先行販売開始。

小池 純輝 – JUNKI KOIKE


東京ヴェルディ
1987年生まれ。浦和レッドダイヤモンズのユースを経て2006年にトップチームに昇格。2009年にザスパ草津(現ザスパクサツ群馬)にレンタル移籍、主力として活躍した。水戸ホーリーホック、東京ヴェルディ、横浜FC、ジェフ千葉、愛媛FCを経て2019年、ふたたび東京ヴェルディへ。2015年、F.connectを始動。愛称はエーコ。タレントの小池栄子から。


> Instagram
> 東京ヴェルディ
> F.connect

小針 清允 – kiyomitsu kobari


1977年生まれ。ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)、ヴィッセル神戸、ベガルタ仙台、栃木SC、ガイナーレ鳥取と渡り歩き、長らく現役を務めた。栃木SC、ガイナーレ鳥取ではJ2昇格に貢献する活躍をみせた。現在は南葛SCのGKコーチ兼選手を務めるかたわら、パーソナルトレーニングジム、X Body Lab吉祥寺店を運営する。アイコンはドレッドヘア。


> Instagram
X Body Lab吉祥寺店


Producer:Kazunari Suzuki (IN THE HOUSE)
photographer : Nobuharu Kuroki (IN THE HOUSE)
Editer:Kei Takegawa
Special Thanks:Ayano Kariya (doona Japan), Yuya Kurabayashi (TOKYO VERDY)

関連記事

コンテンツTOPへ戻る